聞きしに勝る間抜けなシステム(2023/07/19)

次々と暴露されるマイナンバーカードのひも付けミス。私が手続をした市役所の職員さんはしっかりしているので間違いはないと思うが・・・念のため、ちゃんとひも付けされているかパソコンでの確認を試みた。まずはトップページ https://myna.go.jp/ 右上の「ログイン」をクリック。

マイナポータルのウェブページ

ん? IC カードリーダーライターだと? 誰が買うてくれるんじゃ。初めてなので「QR コードでログイン」を無視して「利用者登録」をクリック。

マイナポータルのウェブページ
マイナポータルのウェブページ(2)

パソコンからのログインになぜスマホが必要なのか腑に落ちない。

マイナポータルのウェブページ(3)

上の QR コードをスマホで読み取ってマイナポータルアプリをインストール&起動。

マイナポータルのウェブページ(7)

赤いボタンをクリックし、表示される QR コードをスマホで読み取る。

マイナポータルのウェブページ(8)
マイナポータルのウェブページ(10)

申請時に設定した4桁のパスワードをスマホに入力。たった4桁で大丈夫なのかな。次いでマイナカードを読み取らせるのだが、スマホをかざすのか置くのかどっち? はっきり書いてよ。

マイナポータルのウェブページ(5)
Source URL: https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/flow/mykey-get/howtoread/iphonefaq.html

何度も再読み取りを行って完了した。難あり。同時にパソコンのほうもログイン状態になるので、スマホのブラウザを閉じる。ハハーん、パソコンに表示されている QR コードでスマホからログインしたことを検知しているんだな。ところで、ここまで登録らしき行為は何も行っていない。誤解を招くので「利用者登録」の文言は削除してほしい。おそらく初めてログインすると利用者登録も行われるのだろうが、利用者にはそんなことどうでもよい。

マイナポータルのウェブページ(6)

健康保険証と公金受取口座情報は正しく登録されていた。 こんなシステム、パソコンやスマホに不慣れな人はどうすればよいのか。ここまでの操作だけからしても、システムの基本構想がおかしいと言わざるを得ない。セキュリティーを優先するあまり、全体として複雑なシステムになってしまったのではないだろうか。 システム開発のプライムである富士通だけが悪者にされているようだが、明らかに発注者に責任がある。失敗が続く宇宙ロケットの打ち上げにも似たような背景があるのではないかと勘ぐってしまう。民間に丸投げということはないにしても、発注者の監督の目は行き届いているのかな。 完成度の低いシステムを承認しておいて、ひも付けミスを末端のせいにするとは卑怯極まりない。

< 前の記事次の記事 >