京都嵯峨広沢池と西山(2023/09/20)

所用で京都へ行ってきた。オフタイムに嵯峨野のへ。ここは京都市内でもっとも好きな場所のひとつ。を経て29号(宇多野嵐山山田線)を西へ進み、を北へ入る。

京都嵯峨野 広沢池の風景

池に突き出た観音島にある壹美白辨財天社の近くで、少年たちが棒の先に付けた紐を垂らしていた。私:なに釣ってんの? 少年:カメです。デカいの見たんやけどなかなか釣れへん。私:カメて釣るもんなん? 近くにトイレある?と聞いたら、ありません、戻ったところのバス停にあります、すんませんと。礼儀正しい少年だった。

広沢池 観音島 壹美白辨財天社と亀を釣る少年の光景

西側には十一面千手観音石仏とが。

広沢池 十一面千手観音石仏

かっこええのん乗ってるやん。

広沢池 少年たちが乗ってきた自転車

君ら、気ーつけやー。

広沢池 マムシに注意の立看板

池の畔の小径から北嵯峨六代芝町の集落を眺める。ほんの2km南は渡月橋。さぞかし人でごったがえしてるだろうなー。

広沢池畔の小径から北嵯峨六代芝町の集落を見た風景

府道29号から観音島のほうを眺める。

広沢池の南側の府道29号から観音島のほうを見た風景

桂川東岸を南下して松尾橋を渡り、を通って帰る。 翌日は西山へ。まずは長岡京市にある光明寺を訪れる。ここはとおなじく紅葉の名所だが、真夏の風景も美しい。

光明寺 総門前の風景

広い境内にはいくつものお堂がある。

光明寺 境内案内看板

総門をくぐって振り返ると、向こうに京都市街と東山が見える。

光明寺 境内の石畳道から見た京都市街の風景

表参道女人坂を進んで御影堂へ向かう。

光明寺 総門から見た御影堂

御影堂の廻り縁から阿弥陀堂を眺める。

光明寺 境内の石畳道の風景

御影堂から釈迦堂への渡り廊下の下をくぐる。

御影堂から釈迦堂への渡り廊下

裏手にある勢至堂は、石段の下から見上げるだけにする。

光明寺 石段の下から見た勢至堂

阿弥陀堂の前には童地蔵さんが。たおやかさに満ちた表情に心が安らぐ。

光明寺 境内の童地蔵様

もみじの葉が色づきはじめている。もう9月下旬だもんなー。紅葉は気温よりも時期で誘発されるのだろうか。

光明寺 色づき始めた紅葉

もみじ参道を東へ進む。連休なのにこの静けさ。猛暑も気にならなくなるほど。

光明寺 境内の小径の木立の風景

薬医門をくぐり、総門のほうへ戻る。

光明寺 山門

続いて楊谷寺(通称柳谷観音)へ行く。善峯寺、光明寺と並んで西山三山のひとつ。こちらも紅葉の名所。

楊谷寺 山門前の風景

拝観料500円を払い、境内の案内図をもらう。

楊谷寺 ガイドマップ

楊谷寺は紫陽花と花手水で知られている。山門をくぐってすぐ左手にあるのが龍手水。

楊谷寺 龍手水

門柱の脇にいたトカゲ君にちょっかいを出す。

楊谷寺 山門の柱の近くにいたトカゲ
楊谷寺 山門の柱の近くにいたトカゲ(2)
楊谷寺 山門の柱の近くにいたトカゲ(3)

本堂の前を通り過ぎ・・・

楊谷寺 本堂

に立ち寄ってから上書院のほうへ進む。

楊谷寺 独鈷水への入口の手前に並ぶお地蔵様

上書院のから中を覗くと、風流に飾り付けられていた。

楊谷寺 上書院の勅使玄関の衝立と和傘

石段を登り・・・

楊谷寺 奥之院へ向かう石段

奥之院で手を合わせる。

楊谷寺 奥之院の前の大提灯

ベンチでひと休み。

楊谷寺 奥之院脇に置かれたハートの模様があるベンチ

奥之院の裏手からは市街地の彼方に比叡山を望むことができる。

楊谷寺 奥之院の近くから比叡山のほうを見た景観

奥之院に戻って靴を脱ぎ、あじさい回廊を進む。

楊谷寺 あじさい回廊内部に掛けられた額板
楊谷寺 あじさい回廊から見た風景

上書院から浄土苑の庭園を眺める。

楊谷寺 浄土苑から見た庭園

ここにも粋な飾り付けが。

楊谷寺 浄土苑の和傘の飾り付け

楊谷寺は眼病平癒のご利益があると古くから信仰されるお寺。山門の近くまで戻り、土産に千眼茶を買う。

楊谷寺で買った千眼茶

ツーリストで混雑する渡月橋や清水寺などの人気観光地へ行かなくても、これだけ変化に富んだ景観を満喫できる。行くたびに思うのだが、京都というところは実に奥が深い。

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