POST-MAIL で送信者のメルアドが aaa@ezweb.ne.jp の場合、管理者へメールが届かないのは放っておけない問題。このところずっとこれの対策にかかりっきり。 先日の問い合わせへの回答が「お名前.com」から届いた。 Ⓐ 特に SPF・DKIM の設定を行っていただく必要はございません。 Ⓑ 送信先で迷惑メールとして認識されない確率は、DMARC 認証設定を実施いただくことにより高くなります。 Ⓒ フォームメールソフト側で Return-Path と From のメルアドを合致させるようにしてください。 そこでまず、POST-MAIL の init.cfg の -f コマンド(プロバイダの仕様確認)を "1" にしてテストしてみた。もちろんテストする前にパソコンとスマホのブラウザキャッシュを削除した。 その結果、下記①を除き、状況は変更前とまったく変わらないことが分かった。 ① 管理者に届いたメールのヘッダの Return-Path と From のメルアドは送信者のものに一致していた。 ② フォーム送信者のメルアドが aaa@ezweb.ne.jp の場合、自動返信メールは届くが、管理者へのメールは届かなかった。送信者のメルアドが bbb@au.com や ccc@icloud.com の場合も同様。 ③ ー方、送信者のメルアドが上記携帯会社以外のもの(ddd@nifty.com、eee@xyz.jp、ddd@docomo.ne.jp など)の場合、自動送信メールも管理者へのメールも正常に届いた。 ④ 上記①~③はパソコンサイトのフォームからやってもスマホサイトのフォームからやっても同じだった。 そこで次に「お名前.com」のコントロールパネルで DMARC 認証を ON にしてみた。
メール検知時の制御を選択する。
レポート通知を ON にする。
ダイアログを閉じて設定完了。
残念ながら、DMARC 認証を ON にしても状況は前記①~④とまったく変わらず、問題は解決しなかった。結論は、Return-Path と From のメルアドが同じでも、サーバーの検査ロジックにより排除される可能性があるということ。 管理者のメルアドを Nifty のものにすれば管理者へメールが届くが、セキュリティーガードが低くなるような気がするのと、自動送信メールの送信元メルアドが管理者のものではないという致命的な問題があり、採用できない。
POSTSCRIPT(2024/02/09) CLIP-MAIL(POST-MAIL の上位版)をインストールして上と同じことを試してみたが、結果はまったく変わらなかった。
POSTSCRIPT(2024/02/10) サーバー上の送信ログを確認したいと「お名前.com」のサポートから要請があったので、管理者へ届いたメールと自動返信メールのヘッダ情報を送った。念のため Nifty へ届いた管理者宛メールのヘッダ情報も。
POSTSCRIPT(2024/02/11) DMARC 認証設定でレポート通知を ON にしたので、拡張子が ".xml.gz" の DMARC Aggregate Report が届くようになった。内容を見てみると、dkim=fail、spf=pass となっていた。このファイルも「お名前.com」のサポートへ送った。
POSTSCRIPT(2024/02/13) 誠実に対応してくれている「お名前.com」のサポートから、フォーム送信者のメルアドが aaa@ezweb.ne.jp などで管理人へ届かなかったメールの送信日時を送ってほしいと再要請があった。スマホへ届いたすべての自動返信メールの送信日時を拾い出して送った。具体的な表現でこれが欲しいと言ってくれれば、もっと効率的に進むのだが・・・
POSTSCRIPT(2024/02/14) 受信ログを確認してもらった結果、管理者へ届かなかったメールはすべて WEB メールの迷惑メールフォルダに入っていた。メールの行先が分かったことで少しは前進したかなと思う一方、DMARC ポリシーによること以外の理由はいまだ不明。
POSTSCRIPT(2024/02/18) Web メールの迷惑メールフォルダへ割り振られた原因についてさらに調査してもらうため、現在迷惑メールフォルダに入っているメールのうち、フォーム送信者のメルアドが aaa@ezweb.ne.jp のもののヘッダ情報を送った。