マイクロソフトのサイトに表示される指示どおりに進めた。約2時間半かかったが、意外とすんなり Windows 10 へのアップグレードが完了した。したがって、この記事は Windows 10 上で書いている。 アップグレード後に発生した問題は以下のとおり。 • Classic Shell が動作しない。敢えて古いバージョン 3.6.7 を使用していたので当たり前か。 • CLock Launcher のボタンモードが動作しない。 • プリンターが認識されない。 プリンターについては、プリンターの追加やトラブルシューティングで認識されるようになった。 Classic Shell は Windows 10 対応の Ver. 4.3.1 をインストールした。 スタートメニューボタンもカスタマイズした。 CLock Launcher は Ver. 2.20 β3 64bit 版をインストールし直した。公称 Windows 7 までの対応だが、立派に動作した。なお、ボタンモードにするには「タスクトレイから出す」をクリックする。いちおう Windows 10 標準機能のランチャも作成した。
その他の旧環境はすべて継承されているようだ。 なくてはならない次の古いソフトも、Office 2010 も問題なく動作している。 • Fireworks CS6 fox Ver. 12.0.0.236 • Paint Shop Pro Ver. 7.00 • ACD See 32 Ver. 2.41 • FileVisor Ver. 6.02 • Beyond Compare Ver. 2.5.3 • EmEditor Professional Ver. 8.06 • NoteTab Pro Ver. 5.7b/fv • Becky! Internet Mail Ver. 2.75.01 • NextFTP Ver. 4.93 • Spam Mail Killer Ver. 2.30 SSD なので、どのソフトもサクサク動作していたが、反応が微妙に遅くなったような気がする。ほかに、各ソフトで表示される文字(おそらく標準フォントのみ)が小さくなり、少々読みづらくなった。テキストサイズを「設定」で大きくしてもしっくりこない。なお「全体を大きくする」は変更しないほうがよい。しかし、これらは些細なことで、今のところ大きな問題は発生していない。 こうして無償アップグレードがすんなり完了すると、マイクロソフトの Windows 10 ダウンロードページにある「開始するには、Windows 10 をインストールするためのライセンスが必要です」というメッセージはなんだったのだろうか。安くても15,000円はするライセンスを購入してバカを見た(これから見る)人も多いのでは? ユーザーとして言うならば、Windows 10 が 8.1 より優れているとは思えない。かえって使い勝手が悪くなった。が、本当にアップデートする必要があったのか。8.1 にパッチを当てるだけでよかったのでは? アップグレードを無償でできてよかったと喜ぶほどお人好しではない。 この業界は、ロジカルなようで実情は矛盾に満ちている。