新しいパソコンの環境復旧完了(2023/10/17)

ずっと電源を入れっぱなしにしてある Tap20 を隣に置き、新しいパソコン FMVF60G3W の環境復旧に取り組んだ。

パソコン FMVF60G3W の画面

Windows 11 のセットアップはマニュアルどおりに行って何事もなく完了。まず初めに、プリインストールされている McAfee を削除して ESET Internet Security を新規インストールする。 次いで、メールソフト Becky! をインストール。これが正常に動かないと話にならない。パックアップをとっていたファイル群をそのままコピーして動作した。 ケバケバしい壁紙を張り替え、初期設定で出てくる様々なものを無効化する。そして、以前から重宝している古いソフトをインストール。  • Fireworks CS6 fox Ver. 12.0.0.236  • Paint Shop Pro Ver. 7.00  • ACD See 32 Ver. 2.41  • FileVisor Ver. 6.02  • Clock Launcher Ver. 2.20  • Beyond Compare Ver. 2.5.3  • EmEditor Professional Ver. 8.06  • NoteTab Pro Ver. 5.7b/fv  • NextFTP Ver. 4.93  • Spam Mail Killer Ver. 2.30  • Photo Clock 7(スクリーンセーバー)  • Free Alarm Clock Ver. 4.0.1  • Free Vector Clock Ver. 2.40  • Puzzles Forever & Solitaire Forever ここまでは Tap20 のときと変わらず問題なく動作した。タスクバーの上にうっすらと見えるのが Clock Launcher。ここによく使うソフトへのショートカットを置いてある。スタートボタンとこれがあれば はもう要らないだろう。 バックアップからまるごとコピーしたソフト以外の動作環境を引き継ぐのは、かなり手間がかかった。

スクリーンセーバー Photo Clock 7 作動中のパソコン画面
Photo Clock 7

VB5 で自作したは、msvbvm50.dll を \Windows\System32 に置いて動作するようにした。 旧バージョンの Essential PIM は「このアプリは保護のためロックされました」のダイアログが出てインストール不可。Windows を騙して無理矢理インストールする手があるらしい。しかしそこまでやる気はない。アプリ版をインストールすると、ショートカットを作れないなど不便。Astonsoft Ltd. のサイトからをダウンロードしてインストール。パックアップデータをインポートした。日本語表示も問題なくでき、なかなかいいソフトだ。

Essential PIM Ver.11 を表示中のパソコン画面

iTunes も一筋縄ではいかない。ストアバージョンのものをインストールしたら、ファイルが Program Files にも Program Files (x86) にも見つからない。 コントロールパネルのプログラムと機能に iTunes が表示されていない。こういうのは気持ちが悪くて好まない。ショートカットも作れない。アンインストールして Ver. 12.4.3 をインストール。最後にこんなダイアログが出て起動しない。"The file iTunes Library.jtl cannot be read because it was created by a newer version of iTunes."優れたソフトなら、いったん起動したあとで適切なバージョンのライブラリをインポートさせるよう仕組むだろう。ネットに出ていた情報により、Apple Software Update を起動してアップデートすると正常に起動するようになった。また、設定 ⇒ アプリ ⇒ インストールされているアプリから iTunes を見つけて削除できることも知った。 日本語入力システムは FMV に付属していた ATOK をインストールした。Windows key + Space key で Microsoft IME に切り替え、ユーザー辞書のバックアップファイルをインポート。ATOK に切り替え、かつて ATOK はもっとも優れた日本語入力システムだったが、今の Microsoft IME は格段に進化している。しばらく様子を見てみよう。 ここで Tap20 と FMVF60G3W を比較評価してみる。○は FMVF60G3W の勝ち、✕は負け、△はイーブン。

処理速度どちらも Core i5 & SSD だから当たり前か。
Windows 起動速度インストールしたソフトは同じなので、Windows 11 と 10 の重さの差だろう。
画面表示の色味Tap20 のほうがナチュラル。FMV はほんの僅か黄色がかって見える。
画面サイズと画素数開いているウインドウが多くても気にならない。ただし字の大きさはあまり変わらない。
スピーカー音質低音ブーストやラウドネスを効かせても音楽を聴くのには不適。古くても Tap20 が一枚上手。
デザインFMV もすっきりしたデザインだがどこか冷たい。
設置面積本体の幅は FMV のほうが4cm大きいが、脚を含む奥行きはかなり小さい。
電源喪失時ノートパソコンと Tap20 しか使ってこなかったので、電源プラグが外れたときには慌てた。もちろんすぐに全ドライブのエラーチェックを行い、問題がないことを確認した。
キーボードとマウスFMV のほうがキーの押し間違いが起こりやすく、マウスの位置精度が低い。
その他FMV はスクリーンセーバー作動時の背景がほんのり明るい。Tap20 は真っ黒。

ところで、FMV の取扱説明書には、  • 製品には有寿命部品が含まれています。有寿命部品は使用時間の経過に伴って摩耗、劣化等が進行し、動作が不安定になる場合がありますので、一定の期間で交換が必要となります。  • 有寿命部品の交換時期の目安は1日約8時間、1ヶ月に25日のご使用で約5年です。  • この期間内に故障しないことをお約束するものではありません。  • 本製品は24時間以上の連続使用を前提とした設計にはなっておりません。  • 摩耗や劣化等により有寿命部品を交換する場合は、保証期間内であっても有料となります。 云々と補償・故障・寿命に対する予防線が張りまくられている。 これを読んで「8時間・25日・5年・有料」にカチンときたのと同時に、Tap20 はよく持ったほうかと妙に納得。この期に及んで Tap20 に未練たらたら。 以上、こだわり性の人間がパソコンを買い換えると・・・の顛末記。もちろんこの記事は新しいパソコンで書いてアップロードした。

POSTSCRIPT(2023/10/30) 新しいパソコンには Type A の USB ポートが3つあるが、それでも足らないので4ポートハブを購入した。以前は周りにワイヤレスイヤフォンの充電器などをごちゃごちゃ並べていたが、すべて脚の間に置けるのですっきりした。もう一つの USB ポートにはバックアップデータ保存用の 128GB USB メモリを常時差し込んである。

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