少し前から、電源ボタンを押してもオンにならないことがたびたびある。いちどコツを掴んだつもりでいたのに、同じようにやってもダメなことがある。押し方をいろいろ変えても入らないのだが、偶然にといった感じで、ある瞬間パッと入るという有様。音量調整のシーソーボタンも下げが効かなくなった
過去に使った複数のソニー製品もそうだった。テレビ、ノートパソコンの電源スイッチやヒンジ、キーボードなど、どれも可動部分が壊れたっけ。これを「」と言う。設定した期間後に故障するよう寿命設計しているという都市伝説だ。ソニーの品質管理部に、寿命が短すぎるとクレームを入れたこともあったが、保証期間外のー点張りだった。そこにはかつての独創的物造り屋の面影はなく、エンタメに注力する大企業の姿があった。 これでは、もっとも寿命設計がしやすいパーツにタイマーを仕込んでいるのではと勘ぐってしまう。タイマーで寿命スイッチが入り、電源スイッチが入らなくなるとは洒落にもならない。かれこれ10年も使い続けているので仕方ないとも言えるが、たかがスイッチひとつで全部がパーとはばからしい。 ストレージを SSD に換装してやったし、Windows 10 にもアップグレードしてやった。デザインも処理速度も画面の大きさも使い勝手も満足している。とにかく Tap20 をとても気に入っているのだ。しかし電源が入らないのは致命的だ。 私にとってパソコンはスマホより大切な生活必需品。ずっと電源を入れっぱなしにして使っているが、完全にアウトになる前に買い替えを考え始めた。 ソニーはパソコン製造事業から撤退しており、別会社に移管されている。Tap20 はもう製造されていない。中古の Tap20 は入手可能だが、ストレージ換装と Windows 10 へのアップグレードに金と時間を費やす価値はあるか？PC Depot に、どんなスイッチになってもよいから交換してくれと頼むか？そこまでデザインだけにこだわるべきか？常識的に考えると No! だな。 量販店で物色してきた。スタイリッシュなデザインでカラーはホワイト、フレームができるだけ細いものとなると、富士通のこれだろう。
Core i7 は必要ない。Core i5 + SSD で十分。Tap20 が504x304x187mmなのに対して544x385x174mmとデカく、タッチパネル非対応。 もうひとつは Dell の Inspiron 24。タッチパネル対応なので食指が動く。ただし、高さは富士通のものよりさらに30mm大きくなる。 どっちにしようかな・・・タッチパネルの要否が決め手になってくる。Tap20 は大型タブレットというコンセプトで開発されたものだが、デスクトップでしか使ったことがない。たまたま Tap20 がタッチパネル対応だっただけで、活用したこともない。 答えは出たようだ。