さらに巧妙化してきたスパムメール(2024/12/17)

危うく受信しそうになったメール。

正規の送信元アドレスを偽装したスパムメールのヘッダー情報
リモートメールボックスにあるメールのヘッダ情報

まず「mail@contact.vpass.ne.jp 三井住友カードご利用確認のお願い」で検索してみたところ、ヒットした三井住友カードのウェブページには、配信元メールアドレスが mail@contact.vpass.ne.jp か statement@vpass.ne.jp と一致していない場合はフィッシングメールの可能性が高いとある。つまり、このメールの送信者のメルアドは三井住友カードのものということだ。いちおうカードの利用履歴を確認してみたが、不正な利用は見当たらなかった。 怪しいのは X-mailer: Foxmail 6, 13, 102, 15 [cn] という個所。また、Authentication-Results で spf=fail、sender-id=fail となっている。再度ネットで検索したら、送信に使われたのは中国製の代表的スパムメールソフトであることが分かった。 正規のメルアドでスパムメールが送信されているのに、通り一遍の注意喚起でよいのか。引っかかったら個人の責任なのか。他のカード会社やアマゾンなどにも言えることだが、このような犯罪を抑止するための自主努力が欠如していないか。

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