昨今、メール等で証券会社の偽サイトに誘導して口座を乗っ取るフィッシング詐欺が問題になっている。たしかにメールボックスに届くその手のスパムメールが急増してきた。
とくに SBI 証券を騙るものが多い。spf や sender-id、dkim などは pass となっているが、全て自動的に削除。当たり前のことだが、口座も持っていない証券会社の名前が付いたメールを受信・開封するわけがない。ほかにも、メールアドレスを見れば偽メールであることが一目瞭然だ。 送信サーバーの所在地は中国、アメリカ、ブラジル、イランなど。日本国内で発信されたものも時々ある。闇組織に雇われた連中が世界各地から日々ばらまいているのだろう。 フィッシング詐欺の被害を被った場合、それは個人の責任であり会社は補償しないとは明言した。極言すれば、この証券会社は株価変動以外のリスクも顧客に負わせて稼いでいるということになる。ほとんどの金融会社はネット取引を推し進めてきた。そして我々は何の疑いもなくそれが便利だと思ってきた。一方、口座乗っ取り事件を受け、はネット経由での買い注文の受け付けを制限した。はたして個人が細心の注意を払うだけで被害を防げるのだろうか。 ところで、いまだに頻繁に届くアマゾンを騙るメールは、Amazon では絶対に買わないのだからもはや問題外だ。