サーバーに届いたメールのヘッダー情報を解析し、メールチェックソフトの排除ロジックを日々更新してきた。重要なのは、有用なメールを残しつつスパムメールを排除する条件をヘッダー情報から見つけること。 結果として、ほとんどのスパムメールがサーバーレベルで削除されるようになってきた。
前にも書いたようにアマゾンを騙るスパムメールが多くを占めている。原則としてアマゾンでは買わないので、これに関する駆除を優先すれば効率がよい。ただし、誤削除を避けるため何等かの条件を付加すること。 さらに、ヘッダーに次の文字列が含まれていることを排除条件とすれば、スパムメールをほぼ全て削除できる。 ① X-mailer: Foxmail 6, 13, 102, 15 [cn] ② &&"特定のメルアド"&&.cn> ③ &&"特定のメルアド"&&spf=softfail および &&"特定のメルアド"&&spf=fail ④ その他(ナイショ) 冒頭の図の6行目のように正規表現を用いると削除条件を精密に設定できるが、今のところ多用はしていない。 このごろは敵も抵抗しているようで、spf や sender-id、dkim などが全て pass となっていて排除できないこともある。ただ、そのようなケースは非常に少なくなってきており、手動でサーバーから削除すればよい。 なお、時々メールチェックソフトの削除ログを見て、有用なメールが削除されていないか確認したほうがよい。 ところで、アマゾンの公式サイトには「なりすまし行為に対して真剣に取り組んでいます、△△△宛に報告してください」とあるが、このような他力本願な方法以外に抜本的対策はないのだろうか。 あまりにも簡単に駆除できてしまうと張り合いがなくなる。来たれ、スパムメール。Come on, junk emails.