カスタマーサービスで手を抜くのはお門違い(2025/02/01)

先日 NTT から郵便物が届いたのだが、そこに書かれた文言をどう解釈すればよいか。 ご利用中の弊社「△△△割」の提供を終了し、ご契約満了により契約を更新せず、割引(契約期間)を終了いたします。 始めと最後の終了は分かるが、契約満了だの更新せずだの契約期間だの、穏やかでない文章でいったい何を言いたいのか。記載された番号に電話をかけてみたが、例の只今大変混み合っており云々のアナウンスの繰り返しで諦めた。 同時期に「一部サービス等の月額利用料改定および割引の終了について」という書状も届いた。曰く、部材費・人件費等の高騰により、月額利用料を引き上げ、割引を終了すると。計11種類のサービスタイプが列挙されており、値上げする代わりに通信の高速度化工事を無料で行うとのこと。しかし、かなり以前に契約したため手元に書類が残っておらず、現用のサービスタイプがどれなのかすら定かでない。 そこで本件についても電話してみたら、わりとすんなり繋がった。当方の契約情報を確認してもらって分かったのは、現用のタイプは通信の高速度化ができないということ。値上げするだけで他はなにも変わらないのですねと念を押したらハイそうですと。割引終了や値上げに伴う料金アップは微々たるものであり、それについてはどうでもよい。 まず、十把一絡げの「通達」ではなく、個別の契約内容に応じた「案内」をしてもらいたい。通信に関して多少の知識があってもスッと入ってこない文章を、一般の契約者は容易に正しく理解できるだろうか。お客様の現契約はこうなっていますので、今後このようになります、ご了承くださいと書くのが筋だろう。さらに、これら2つの文書の内容は互いに関連しており、手間と混乱を避けるため一つの文書にまとめるべきだ。 値上げするしないにかかわらず、カスタマーサービスで手を抜くのはお門違いだ。

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