モネ展@アーティゾン美術館(2026/02/11)
日傘を持つ右向きの女 Femme à l'Ombrelle Tournée vers la Droite(1886)
都内でモネ展やってるみたいよ、見に行きたいと妻。いいねーとウェブサイトでチケットを購入。京橋のアーティゾン美術館(旧ブリジストン美術館)へ出掛けた。
によると、展覧会の正式名称は「クロード・モネ - 風景への問いかけ」で、モネの作品58点のほか、コローやシスレー、ルノワールなどのオルセー美術館所蔵品48点、葛飾北斎や歌川広重などの錦絵15点が出品されている。
祝日だけど入館時間指定制なのであまり混んでいないだろうと予想していたが、入口からすでに行列ができていた。
スタートは6階から。いきなり有名な作品が目に飛び込んできて心が躍る。
意外だったのは撮影禁止の作品が少なかったこと。これはチャンスとばかりにスマホで撮りまくる。原画像には絵画の細部まで鮮明に記録されており、貴重なコレクションとなった。以下、撮影した写真の一部を順不同でアップしておく。
パリ、モントルグイユ街、1878年6月30日の祝日 Rue Montorgueil, Festival of June 30, 1878(1878)
これまでパリのオルセー美術館とオランジュリー美術館、上野の国立西洋美術館などでモネの作品を鑑賞したことがある。鮮やかで明るい色調だったように記憶しているが、ここではかなりくすんで見えた。
サン=ラザール駅 La Gare Saint-Lazare(1877)
ルーアン大聖堂、扉口とサン=ロマン塔、陽光 La Cathedrale de Rouen, le Portail, Soleil(1893)
オランダのチューリップ畑 Champs de Tulipes en Hollande(1886)
ノルウェー型の舟で En Norvégienne, ou la Barque à Giverny(1887)
再入場券をもらい(電子チケットがあるのに面倒)1階のカフェでブレイク。
上階へ戻って鑑賞再開。
ジヴェルニーのモネの庭 Le Jardin de l'Artiste a Giverny(1900)
昼食 Le Déjeuner(1873)
とくにこの絵に惹かれた。空気の凛とした冷たさまで感じることができる。美しい。C'est très magnifique!
かささぎ La Pie(1868-69)
非常に残念だったのは、多くの作品の上端に額縁の黒い影がくっきりと落ちていたこと。照明に問題あり。アップした写真の一部は、完璧ではないが画像処理で影を除去した。
黄昏、ヴェネツィア Crépuscule à Venise(1908頃)
睡蓮、柳の反影 Nymphéas, Reflets de Saule(1916-19)
アルジャントゥイユのレガッタ Régates à Argenteuil(1872頃)
至近距離から細部を撮影。筆の跡や絵具の重なり具合が興味深い。
アルジャントゥイユのレガッタのクローズアップ(右部分)
アルジャントゥイユのレガッタのクローズアップ(左部分)
睡蓮 Les Nymphéas(1914-17)のクローズアップ
ヨット、アルジャントゥイユのレガッタ Les Barques. Régates à Argenteuil(1874)
ヨット、アルジャントゥイユのレガッタのクローズアップ
アルジャントゥイユの係船池 Le Bassin d'Argenteuil(1872頃)
アルジャントゥイユの遊覧船 Bateaux de Plaisance, Argenteuil(1872-73)
チェイルリーの庭 Le Jardin des Tuileries(1876)
霜 Le Givre(1880)
氷塊 Les Glacons(1880)
本邦初公開の初期の作品も。強い風が吹くノルマンディーの海辺の街の様子が生き生きと描かれている。
トルーヴィル、ロシュ・ノワールのホテル Hôtel des Roches Noires, Trouville(1870)
睡蓮の池、緑のハーモニー Le Bassin aux Nymphéas, Harmonie Verte(1899)
4階で同時開催中の「」にはベン・シャーン Ben Shahn のリトグラフが20点以上展示されていた。
飛ぶ鳥の姿 How the Birds Fly(1968)
薄暗い一角に青木繁の代表作があった。これを見ることができたのは大きな収穫。
わだつみのいろこの宮(1907)
混み合っていてのようにはのんびり巡れなかったが、久し振りに名作の実物を見て感動した。
今日の入場者は美術館での鑑賞マナーを知らないのかほとんど動かない。係員は微速でよいから前進を促すべきだ。また、撮影禁止の表示が目立たないためうっかりスマホを向ける人もおり、そのたびに監視員が飛んできて注意していた。
美を堪能したあとは、東京駅の丸の内側へ移動して夕食。
刺身盛り合わせ、加賀れんこんと豚ばら肉のきんぴら、生麩の田楽、旬野菜の天婦羅、握り寿司などを注文。アルコールは余市のロックと田酒の冷やを二人でぐいぐい。どの料理もしっかりした味付けで美味しく、値段はリーズナブル。店員の対応も良かった。
いい気持ちになって帰路に就いた。