美山・高山寺・神護寺(2023/11/11)

美山と高山寺と神護寺へ行ってきた。天神川沿いにを北上。風呂ノ元から)に入って北東へ進む。国道162号は一部が「」と重なる風光明媚な道路。はかつて主に魚介類の重要物流ルートだった。南丹市美山町は京都府のほぼ中央に位置し、国の重要伝統的建造物群保存地区。

美山のガイドマップ

そば畑の向こうに茅葺屋根の民家が並ぶ。

美山の茅葺屋根の民家群の風景

入口付近にあったのは、ノスタルジックな看板と・・・

自動販売機とパン屋のノスタルジックな看板が見える美山村落の入口の風景

レトロな郵便ポストと・・・

美山の茅葺屋根の茅葺屋根の民家とレトロな赤郵便ポスト

辻地蔵さまと・・・

美山の辻地蔵様と祠

なぜかここだけに群生している大きなススキの穂。

美山 群生するススキの穂

そこかしこに花々が咲いていた。

美山 民家と花畑の風景

実をつけたミラサキシキブも。

美山 実をつけたムラサキシキブ

集落を火事から守るため、あちこちに放水銃が設置されており、住民総出の一斉放水訓練が毎年5月と12月に行われる。

美山の村落に設置されている放水銃

どっしりした屋根に守られて居心地よさそうに見えるが、お住いの方々にはご苦労もあるのだろう。

美山の大きい茅葺屋根の民家
美山の大きい茅葺屋根の民家(2)

昔どこかで見たような風景に癒される。

美山の大きい茅葺屋根の民家(3)

北側の斜面から集落を眺める。

美山 北側斜面から見た民家群の風景

タイムスリップしたかのような気持ちになる素晴らしい癒し処だったが・・・どうか静かにのんびりと巡ってもらいたい、大陸から来たとおぼしきバスツアーの皆さん。そして厚かましく民家に立ち入らないでもらいたい、普通に生活している人々が住んでいるのだから。 周山街道を通って京都市内へ戻る途中に訪れたのは

栂ノ尾バス停付近の風景
栂ノ尾バス停
栂尾山 高山寺 境内案内図

入山料500円を支払い、木立の間に坂道と石段が続く参道を上る。

栂尾山 高山寺参道の風景
栂尾山 高山寺参道の風景(2)

向こうの山麓には美しい北山杉の林が。

栂尾山 高山寺参道の風景(3)

金堂で参拝。ご本尊は釈迦如来像。

栂尾山 高山寺 金堂

もと来た坂道を引き返し、石水院の山門をくぐる。

栂尾山 高山寺の山門

玄関(受付)から院に上がる。拝観料は1,000円。

栂尾山 高山寺 石水院玄関(受付)

鎌倉時代初期建造の石水院は国宝に指定されている。

栂尾山 高山寺 石水院の濡れ縁から見た景観

置かれているのは明恵上人が敬愛したと伝わる善財童子像。

栂尾山 高山寺 石水院 善財童子像

お庭を眺めながら濡れ縁をひと巡り。

栂尾山 高山寺の庭の景観
栂尾山 高山寺の庭の景観(2)

石水院を訪れた一番の目的は、鳥獣人物戯画絵巻のレプリカを観ること。国宝の本物は京都と東京の国立博物館に保管されていて、残念ながら一般公開はされていない。

栂尾山 高山寺 鳥獣人物戯画絵巻のレプリカ
栂尾山 高山寺 鳥獣人物戯画絵巻のレプリカ(7)
栂尾山 高山寺 鳥獣人物戯画絵巻のレプリカ(6)
栂尾山 高山寺 鳥獣人物戯画絵巻のレプリカ(5)
栂尾山 高山寺 鳥獣人物戯画絵巻のレプリカ(3)
栂尾山 高山寺 鳥獣人物戯画絵巻のレプリカ(2)

石水院には甲巻のー部が展示されている。全体は甲乙丙丁の4巻あり、その合計長はなんと44mもあるとのこと。のびのびとした筆づかいで描かれたほほえましい動物たちの姿にしばし見入る。ただ、一部しか展示されていなかったのと、レプリカとはいえあまりにお粗末な展示方法にちょっとがっかりした。 続いて高山寺からさほど遠くない高雄山神護寺を訪れる。

高雄山神護寺 境内案内図

この一帯は言わずと知れた紅葉の名所。清滝川に架かる高雄橋を渡る。

高雄山 神護寺 高雄橋付近の風景
高雄山 神護寺 高雄橋付近の風景(2)

その先は石段に次ぐ石段。なんでも400段ほどあるのだとか。

高雄山 神護寺の石段

を横目に見ながら通り過ぎ・・・

高雄山 神護寺 日本料理屋硯石亭付近の風景

ひたすら石段を上ると立派な楼門が見えてきた。

高雄山 神護寺 石段から見た楼門

600円を払って境内に入る。時刻は4時前。5時ぴったりに閉門しますと言われた。境内を西へ進み和気清麻呂霊廟(下の写真の朱塀の中)を過ぎると上方に鐘楼がある。675年(平安時代初期)に鋳造されたという梵鐘は国宝。なにやらものすごく歴史を感じる。

高雄山 神護寺 鐘楼

紅葉と緑葉のコントラストが美しい。

高雄山 神護寺の紅葉

金堂まで石段を43段(だったと思う)上って参拝。

高雄山 神護寺 石段の下から見た金堂

こちらに安置されている薬師如来立像も国宝に指定されている。

高雄山 神護寺 金堂

秋の日は釣瓶落とし。閉門ぎりぎりに楼門を出た。

高雄山 神護寺 境内から見た楼門

三尾三山と呼ばれるお寺のうちは、今回残念ながら訪れることができなかった。 高山寺も神護寺も、その境内は、これまでに行ったの寺社よりもどこか荒々しい感じがした。

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